― 『非認知能力の育て方』 ―

私が主宰するリトミックスタジオ【kirari】では、
音楽の導入だけでなく、子どもの総合的な能力を底上げしたいという思いでレッスンに当たっています。
そのための独自の取り組みのひとつが【Show&Tell】。
Show&Tell
【Show&Tell】とは、主に北米やオーストラリアにおいて行われている教育科目のひとつ。
子どもたちがみんなの前で「プレゼン」をするという活動です。
この日のテーマは「私の宝物」(年中さんクラス)。
数回にわたりレッスンでも「宝物」を素材にした活動を行っていたためです。
前週からお子さまたちと保護者さま方にはその趣旨と方法、テーマをお伝えし、
それぞれ実物や写真に撮ったものをご準備頂いて臨みました。
ひとりずつ前に出て発表をし、そのあとみんなからの質問にも答えるという流れです。
宝物はどんなものなのか、なぜそれが大事なのか。そして普段どんなふうに大事に扱っているのか。
そんな発表のあとでは、全員からの拍手が沸き起こると同時に、
「いつから大事にしているの?」「ほかにはどんな宝物があるの?」など、たくさんの質問が飛び交いました。
自分の宝物をそれはそれは誇らしげに、嬉しそうに、
満面の笑みで紹介してくれるお子さまたちの表情が印象的でした。
活動の効果
このような取り組みによって、
- 物事を整理して伝える【表現力】【思考力】が高まる
- 自分自身と向き合い対話する習慣をつけることで【自分を大切にする心】が育つ
- 自己表現したことをまわりに認められるという経験を通し【自己肯定感、自信】が高まる
- ひとの話を聞き、賞賛し合ったり、的を得た質問を投げかけるなど【共感力】【協調性】が高まる
- 親御さまにとってもわが子の成長を感じ【子育てのしあわせを再認識する】機会となる
といったことが挙げられます。

子どもの才能を開花させるために
これらは【非認知能力】と呼ばれる力。
【非認知能力】とは、従来のような数字(テストの点数や偏差値)では表せない能力で、
以下のような力を指します。
これからの未来を生きる子どもにとって最も重要な力とされています。
- 自己肯定感
- 自信
- 自制心
- 主体性
- やり抜く力
- 回復力
- 柔軟性
- 想像力
- 協働力
- 共感力
- 社会性
- 楽観性
- 好奇心
- コミュニケーション能力
2000年にノーベル賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授が
1960年代に始めた40年にわたる幼児教育の研究により、
「人生のしあわせと成功に大きく関与している」としたことで大きな注目を浴びた力です。
関わる子どもたちがこれらの力を育むことができるように。
これからも邁進してまいります。