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― 『3歳になったら立場を逆転!小さな先生たちが教えてくれること』 ―

「いいアイデアありますか?」3歳が最も輝くアクティブラーニングスタイル

いわゆるイヤイヤ期真っ盛りの時期とも言われる3歳。とにかく自我が強くなるのが3歳です。大人にとっては手を焼きがちな時期ですね。

ですが、3歳は、オリジナリティあふれるアイデアをためらわずにどんどんアウトプットしてくれる貴重な時期でもあるんです。人からどう思われるかといった強い羞恥心はまだ持っていません。周りと違うことに誇らしささえ感じているキラキラした瞳は、自己表現の喜びに満ちています。

だからこそ、3歳になったら立場を逆転してみましょう。大人が導き教えるのではなく、小さな先生に「いいアイデアありますか?」と聞いてみるのです。

一方通行ではなく、先生(親)と子どもが意見を出しあいそれを汲みとりながら学びを進めていくアクティブラーニングスタイルが、最も効果的に叶う時期でもあります。

自分の行動は自分で決断したい。自立期の3歳

というのも、お察しの通り、3歳は自立への欲求の塊だから。

発達心理学でも3歳は【自立期】と呼ばれます。大人の手を借りず、大人と同じように何でも自分でやり遂げたい気持ちでいっぱいなのです。自分の行動は自分で選択し決断したいのです。

「○○しましょう」と先生に指示されるとわざと違うことをするのは3歳によく見られる行動ですが、この心理がわかるとなるほどと納得できるのではないでしょうか。

個性あふれる先生たちのレッスンアイデア~リトミック3歳クラスより~

私の主宰するリトミック教室でも、一番闊達な意見交換ができるのが3歳クラスです。
(もっと小さい年齢ではまだ経験値も少ないためアイデアを明確に言語化すること自体のハードルが高くなります。これ以上の年齢になると今度は周りの空気を忖度し、自分の意見を敢えて言わない行動パターンが見られるようになります。)

私が弾くピアノを聴いて、「こんな動きをしてみよう!」と子どもたちからアイデアを出してくれることはしょっちゅうです。

先日も大きなフープを使って音楽に合わせてひとしきりジャンプしたあとで、子どもたちからのアイデア合戦が始まりました。縄跳びのように跳んでみよう!と言ってくれる子がいたり、フラフープにして体のまわりで器用に回してくれる子がいたり、コマのようにくるくる回してくれる子がいたり。フープをおうちに見立ててお昼寝してくれる子も。それぞれのアイデアをひとつずつ拾って「それいいね!」と私も動きに合わせた音楽に切り替えます。お手本にしてもらえること、みんなが自分のアイデアに賛成してくれること。その経験で得られる自信と達成感は、レッスンを毎回ますます濃いものにしてくれます。

その場でしか起こりえないお互いの化学反応。これこそがグループレッスンの醍醐味。

私が大事にしたい表現力、共感力、主体性を底上げできる時間でもあります。

“人と違う”オリジナリティが最大の価値。大人は3歳に聞いてみよう

誰とも違うアイデア、唯一無二の意見。気後れせずどんどんアウトプットしてくれる3歳さんに、私自身がレッスンの引き出しを増やしてもらうこともしばしばです。感心させられることばかりと言っても過言ではありません。

大人の固定概念の枠から外れて斬新な思考回路を開いてくれるのが3歳さんでもあります。私自身、子ども達は最強の先生だと思って、いつも教えを頂いています!

いつもトップダウン方式で何かを指図するのではなく、「他にいいアイデアある?」と3歳さんに聞いてみて下さい。きっと小さな先生が、新しい扉を開いてくれますよ。

子育て中の親御さま、先生、子どもに関わる全ての方に届きますように。