― 『節分の時期におススメ!【1~3歳】 発達に応じたおうち遊び』 ―

あと2週間で節分。スーパーでは豆まき用の豆が見られる時期になってきました。
今回は、1~3歳の年齢別、発達に応じた、親子で楽しく過ごす節分時期の遊びをご紹介します♪
節分を楽しく過ごす!1歳の遊びとからだの発達
小さな豆、大人はなにげなくつまむことができますが、これはとても高度なこと。0歳の赤ちゃんにはまだできません。手のひらでかき寄せるように掴むのが特徴です。
1歳頃になると親指の存在が独立してきます。これはからだの発達上、革命ともいえるほど大きな変化なんです。ピンポン玉くらいのものを掴めるようになります。
1歳半頃になるとようやく、親指と人差し指で小さなものを”つまむ”ことができるようになります。一本ずつ指が使えるようになってくるのですね。するととにかくひたすら”つまみたい”欲求が盛んになります。モンテッソーリでは、子どもは自分の発達にちょうど見合った活動を自分で選んで熱中すると言われていますよ。
やがてその小さなものを、小さいスペースに入れたり出したりすることに情熱を注ぐようになってきます。目で見たところに指の動きをコントロールする、“目と手の協応”が可能になった証。誤飲にはよく注意して、小さなものを用意してあげて下さいね。
モンテッソーリで言う、いわゆる“ポットン落とし”のような活動がオススメです。

節分を楽しく過ごす!2歳の遊びとからだの発達
たっちやあんよが安定してくると、大人と一緒に豆まきもできるかもしれませんね。その時に是非よくお子さんを観察してみて下さい。
実は2歳頃までは、ものを前に放物線状に投げる力が充分に発達していません(個人差はあります)。 どうしても下に向かって投げつけるような形になるのが可愛い姿。
この時期には【アルミホイル豆まき】がオススメです。アルミホイルをピンポン玉くらいに丸めて、お鍋やボウル、あればアルミ製の容器などに投げ入れる遊びです。素材によって音が変わるのが楽しいんです。
私のリトミック教室では太鼓やシンバル、タンバリンを的にして投げつけてもらったりしています。アルミホイル豆の大きさや楽器によって音も違って、みんな夢中になる遊びです。
アルミホイルを丸めるのも意外と力がいるんですよ。手指の力を鍛えるのにも効果的です。大きな音を出したいときはテニスボールくらいの大きさがおススメ。固くなるようにぎゅ、ぎゅ、と何度も握って丸めて下さいね。
ちなみに、最初からアルミホイルを渡すのではなく、折り紙などで丸めたものをぶつけてからその後で試してみると、音の強さ、大きさがより明確に体感できます。素材と音の関係に好奇心、探究心がもっと広がること間違いありません。

節分を楽しく過ごす!3歳の遊びとあたまの発達
3歳になると、数に興味を持ちはじめる時期です。自分の年齢と同じ数の豆(もしくは地域によってプラス1個というところもあるようです)を手の感覚で掴む習わしを大人と一緒にやってみましょう。
数は、数量、数列、数詞を全て理解することによって把握できる概念でもあるんです。
- 数量:1と10がどのくらい違うか、量として把握する(この時期はミカンなど、普段おうちにもあるもので活用してみてくださいね。10個、両手いっぱいで抱えられるかな?)
- 数列:1から10まで順番に唱える(お風呂で10あったまるなど、日常で経験できる機会がたくさんあります)
- 数詞:1から10の、数を表す字そのもの(きかんしゃトーマスで覚えているお子さんも多いです!)
特に数量の感覚は、経験値に比例します。豆を手のひらで掴む遊びは、質量に対する勘を鍛える良いきっかけになりますよ。

絵本で知る、季節の行事
日本には豊かな四季というものがあります。
かつて約10年間、客室乗務員として月のうち20日は海外で過ごしていた私が、あらためて強く感じる、日本人の感性の繊細さとみやびさ。
子育てするまではそれほど強く意識していなかった季節の行事。しかしそのひとつひとつ深い意味があり、受け継がれてきた伝統にも心を打たれるものがあります。
そんな私にとって、季節の行事を親子で楽しく知るきっかけになった絵本を最後にご紹介。
『和の行事絵本 春の夏の巻/秋と冬の巻』
高野紀子作
あすなろ書房

一年を通じた季節の行事、その意味などがイラスト付きで解説されていています。家で教養を深めるのにももちろん一役買ってくれていますし(大人でも知らないことがたくさんあります!)、リトミックのレッスンでも毎月必ず取りいれる、季節感のある活動のアイデアを考えるときにもなくてはならない絵本です。
寒い日にはぜひ、おうち時間を豊かにする絵本を親子のコミュニケーションのきっかけにしてみてくださいね。
楽しい節分になりますように。
