― 『【何もしない】に8割!夏休みに育つ‟ひらめき力”』 ―

長い夏休みが間もなくやってきます。
ぼーっと過ごすわが子が嘆かわしくて、つい「ダラダラしない!」「宿題は?」と
毎年感情的に声をかけてしまうママ、いませんか?
今回は、習い事や予定を詰めこまなくては安心できないタイプのママに是非読んで頂きたいトピックです。
ダラダラ時間が脳を活性化させる?!
実は、怠けているように見えるダラダラ時間に、子どもの創造力が育つことが最近の研究で分かってきています。わが子が不甲斐ないように思える時間、親としてはやめさせるべく発破をかけたくなる時間こそ、実は積極的に確保しなくてはいけない時間だというのです。

ぼーっとする時間に費やすエネルギーとその効果
限られた時間の中でいかに有意義に過ごすかを親は子どもに求めがち。そんな親の心理と逆行しているように見えるときに、実はあらゆる記憶の断面が結びつき、まさに思考回路の整理作業が子どもの脳の中で行われていると言われています。いわばそれは大きくジャンプする前のアイドリング中の姿。パッと何かが下りてくるようなひらめき、0から1を作るような斬新なアイデア、そんな創造力が、ぼーっと無為に過ごす時間から生まれてくるのです。
それを裏付けるように思えるのが、人間のエネルギーの配分パーセンテージ。
実は脳は体が消費するエネルギーの20%を使っています。日がな一日動き回っていると体力を使いますが、一方で、体は使わずじっと同じ場所で集中してデスクワークをしていても同じように消耗すると感じること、大人でもありますよね。
全身のコントロールパネルという任務を担い、エネルギーを多く使う脳。しかしここで意外なのは、その中でも【ぼーっとする】作業に、実は圧倒的に多くのエネルギー、8割近くが使われているという事実なんです。
めまぐるしく考え、難しい宿題を解いている時間よりも、ゴロゴロしている時間の方がより多くのエネルギーが使われているなんて、矛盾しているように思うのはきっと皆さん同じでしょう。
しかしそのくらい、ぼーっとしている時間に働いている脳の領域が重要な役割を果たしているということなのです。




夏休みは最大のチャンス!ぼーっとする経験がひらめき力を育てます
幼稚園や学校のあとに習い事に行くお子さんは年々増えてきています。小学校1年生になると、週2回以上何かを習っている割合は8割にものぼるというデータもあります。今の子どもたちは大忙し。毎日スケジュールが詰まっていて、余白がないお子さんも多いことでしょう。(何を隠そう、私自身も毎日ギチギチの詰め込み教育をしていた時代があったので、たやすく想像できます…)
しかし、実は何もない時間こそが世界を広げるためのジャンプ台なのだとしたら、普段より余裕のある長い夏休みこそ、そのチャンス。
世の中で成功者と言われる偉人たちは、幼児期から何かに追いたてられることなく、好きなことに没頭したり、一日の時間を自由に自分で使ったり、ひたすら空想にふけったりしていたとよく言われます。
ぼーっとしている時間に脳はフル回転し、ひらめき力を高めている。
それが分かれば、こちらからわが子に多くを与えすぎたり、準備しすぎたりして親自身がスケジュール管理に疲れてしまうことも減るでしょう。何もしていないわが子に焦ったり、周りと比較して毎日の予定を整えるべきかと不安になったりすることも少なくなるはず。
夏休みこそ、子どもに任せて、余白の時間を与えてあげて下さいね。ぼーっとしていたら、「しめしめ」と思って、わが子の頭で起きている化学反応を楽しみにしておきましょう。結果をすぐに求めないのも大切です♪
